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卒業式、研究再開
かなり前になってしまったけど、19日は卒業式でした。

教員になって初めて迎える卒業式でした。例年近くにある日本武道館で卒業式が行われるのだけど、今回は地震の影響で取りやめ。今回は学部生が入れる程度の教室で学位授与式のみ行う形式でした。

教員から卒業生へ向ける言葉。僕も一応教員として一言話してきました。

皆さんは物理学科を卒業して物理的な物の考え方や問題への取り組み方を学んだ訳ですから、今後の人生でも(たとえ物理とは直接関係ない進路に進むとしても)それをフルに生かして「自分の頭で考える」という事を忘れずに頑張って行きましょう、というような事を言ったつもり。

話の中で、最近起こった地震と原発問題についても少し触れました。連日報道されている放射線量について、トータルの線量と単位時間当たりの線量を正しく理解しましょうという事に触れて、似たようなたとえとしてファインマン物理学(力学)からの引用として「スピード違反をちゃんと理解していないおばさんの話(『時速○○マイルっていうけど、まだ10分しか走ってないわよ』みたいな事を警官に言うというエピソード)」を話しました。しかし、しゃべり終わってからこれってほんとにファインマン物理学に載ってた話だっけな?と不安になってきてしまった。(^_^;
ファインマンの力学は持ってたけど、実家に置いてきてしまった。。研究室にも無いし、暇があったら図書館ででも調べてみようかな。


春休み(?)に入ってからは来年度の学生実験の教科書の原稿を仕上げて、本業の研究も再始動。非弾性散乱スペクトルを計算して実験と比較するためにCooper-NathansタイプのResolution Matrixの論文を読む。それをもとにFortranプログラムを書く。spin波スペクトルの計算はある程度出来上がっているので、あとはそれをResolution functionでconvolution積分すれば実験との定量比較が出来そうだな。もうひと頑張り。

数値計算をまとめて走らせるにあたって色々試行錯誤していたら、今うちの研究室で一番早い計算機は(何年も前に計算用に買ったLinuxサーバではなく)Core i5が入ってたMacBook Proだという事を知ってびっくり。でもまぁ、当然か(^_^;
もし来年度研究費が当たったら新しくサーバを買おうかなと思っていたのだけど、Core i7とかがのってるMacBook Proを買ったほうが良いかなぁ。集中的に計算が必要な時は計算マシンにもなるし、普段は学生が実験&解析で使うノートパソコンにもなるし。まぁそんな皮算用をしてもしょうがないので、しばらくは遅いマシンでも我慢して、計算、計算。
by nt-neutron | 2011-03-30 00:14 | 研究日誌 | Comments(0)
新しい選択肢
福島原発の問題は未だ収束の気配を見せず。

少しずつ前進しているようだけど、作業員の方の被曝も報道されてたりして心配です。
放射性物質の水、食べ物への影響もより大きくなってきたみたいです。放射性物質を体内に取り込む内部被曝の方が普通の外部被曝よりもより注意が必要なので、今後も水や農作物に対するモニター作業をしっかりやってもらいたいところ。我々もしっかり見守らなくては。

原発の問題に対する色々な報道の中で、原発そのものの存在に対する意見が賛否両論聞かれるようになってきた気がします。これを機に原発を無くした方が良いとか、いやそれでも原発は必要だ、などなど。

原子力や放射線を必要以上に邪悪なものとして扱って退けようとする姿勢には反対。それ自体は物理現象なので、善でも悪でもないはず。ただ、原子力発電が他の発電方法よりも優位な(CO2を出さないとか、自然を破壊しないとか)方法であり、未来永劫必要であるかのような考え方には賛成できないというのが現時点での個人的な意見です。

僕らにとっては生まれた時から原子力発電があって、その電力の恩恵を受けながら今日まで生活してきた訳だから、原子力は悪であるとか必要ないとか言う資格は無いのかもしれないと思います。

ただ、原子力発電がある世界に生まれてきたからといって、それを当然として受け入れて、何も考えずに原子力発電を続けて行くのは怠慢だと思うのです。特にサイエンスに関わる人間としては。

原子力発電は高度な科学技術の結晶だと思うけど、人々の生活を豊かにするという問題の解として最も適切であると断定してしまってはそこで進歩が止まってしまう。それではいかんと思うのです。

今後は「いかに効率的にエネルギーを使って世の中を豊かにするか?」という事をもっともっと考えて行く必要があるのかなと思います。現在計画停電で生活的にも産業的にもつらい思いをしていますが、すごく単純に考えれば、現状の電力で普通に暮らして行けるような技術ができてくれば、6基の原発は止まったままで良い訳ですから。

僕らが研究している物性物理の分野でも、超伝導や熱電材料、太陽電池、燃料電池、圧電材料や誘電体、磁性体、半導体、などなど、多くの研究対象において、エネルギー問題とのつながりが議論されています。それらがやがて新しい技術を生んで、人々の暮らしに還元されるようにと願っています。願うばかりじゃなくてまずは自分が頑張らないとね。まずは目の前の物理と真摯に向き合って結果を出して行かないと。


話を原子力発電に戻すと、今ある原子炉はいつか老朽化して稼働停止する日が来る訳ですが、その時に「リスクとコストを考えたらもう原子力発電なんかやってられないな」「他にもっと良い技術があるから」とみんなが判断するような、そんな未来を目指して、まだまだサイエンスは進化しなければいけないんだと思います。今ある選択肢のどれをとるか、ではなく、新しい選択肢を作れるように。


話ばかり大きくなってしまったけど、まずは自分に出来る事を少しずつ。義援金&救援物資募集への協力と、研究、教育。
by nt-neutron | 2011-03-25 23:21 | 日記 | Comments(0)
中性子施設
物性研中性子施設の佐藤先生のWeb Siteより。

「中性子施設スタッフみんな元気に生きています。というわけで、復興頑張りましょう!」

とのこと。良かった。これまでずっとお世話になっていた方々が無事で本当に良かった。
まだ福島の原発の状況は落ち着いていないし、復興の道のりも楽じゃないと思うけど、みんなで頑張って行きましょう!
by nt-neutron | 2011-03-18 22:29 | 日記 | Comments(0)
kek.jp : 暮らしの中の放射線
震災で落ちていたKEKのサーバーが暫定復活(?)早速「暮らしの中の放射線」というページが復旧しているそうです。(しかし、これ、ちょっと古いし、分かりにくいかも。。。)

放射線に対する正しい知識が広がって、福島原発付近の住民の皆さんが風評被害にあわない事を祈っています。

3/16 19:30追記
KEKの方が2005年度版の「暮らしの中の放射線」を公開して下さいました。→リンク

KEKの方とコンタクトして、この内容を転載させていただく許可を頂きました。KEKサーバーが停電等でダウンしている場合はこちら↓をご覧下さい。
ミラーサイトはこちら

「被曝」という言葉が一人歩きしそうで怖い今日この頃、一人でも多くの方が放射線に対する正しい知識を身につけられる事を願っています。
by nt-neutron | 2011-03-16 14:38 | 日記 | Comments(0)
赤十字 募金
赤十字社の義援金のページ

昨日まで、クレジットカード、コンビニ払いのページがつながらなかったのですが、今日になって復活したようです。→こちら

地元の郵便局が混雑していたため、クレジットカードからの義援金振込をしました。以下ログとして。

1、上記のクレジット、コンビニ払いのページにアクセス。
2、「クレジットカード」を選択して「OK」をクリック
3、注意事項を読んで「同意する」をクリック
4、必要事項を記入して、「寄付目的」の欄を「東北関東大震災義援金」にして、最後に「確認」をクリック。
5、クレジットカード情報等を記入して、ページのガイドに従って振込。
by nt-neutron | 2011-03-16 14:32 | 日記 | Comments(0)
下記のコメントについて
現在問題が起きている福島第一原発について、実験で放射線を使っている立場から昨日の記事き書きましたが、現実に何か判断する際にはもちろん政府発表及び東電の情報に従って下さいね。(書くまでもないかもしれませんが。)

とにかく、落ち着いて行動する事が必要です。放射線はちょっとでも浴びたらダメという事ではなくて、程度の問題なので。

原子炉の構造等については専門家ではないので何とも言えないけど、放射線を使う事には多少関わった経験からは、現在(3/15)避難区域外で観測されている放射線量をむやみに怖がる必要は無いと思います。くどいですが、パニックにならないことが大切だと思います。

ただ、放射性物質を体内に取り込む「内部被曝」に関しては非常にデリケートになった方が良いと思うので、原子炉から出た粉塵などの行方について、公式発表に注意する事が必要だと思います。

追記:3/15 9:50現在、福島原発からかなり離れた東海村でも一時的に線量が上がったとの報道がありました。東海村で確認された線量自体は深刻なものではないですが、現地が心配です。慎重に見守りたいです。
by nt-neutron | 2011-03-15 09:52 | 日記 | Comments(0)
放射線について
中性子、放射光関係者の人で、ここを見ている人いますかね?

連日「○○シーベルト」という値がマスコミで報道されているけど(時には単位がなくて、1200とかいう値だけが報道されている)実態が分からないと混乱が起こりそうで怖いです。実際、昨日知り合いから「黒い雨が降るようなことはない?」と問い合わせの連絡がありましたが、それは考えにくいです。[3/15 17:00追記:福島原発付近に関しては専門家らがこれから降る雨に濡れないようにとの警告を発しているようです(yahoo news)。政府の公式発表を把握できていないので断言はできませんが、雨を経由した内部被ばくの可能性を考慮して、念のため対策をとっておく事は有効だと思われます。
19:00追記 @hayano先生が東大病院の専門家に確認された話として「避難地域外の全国で,今日の降雨による被曝の心配はありません.」とコメントされています。よかった。]


放射線を実験に使う僕らは毎年放射線防護教育のビデオを見て講習を受けているのだけど、それを今だけWeb上で公開してくれる人はいませんか?放射線を使う実験施設の関係者が可能性があるのではないかと思っています。

Web上にあったサンプル動画はこちら。
http://t.co/qmmVg2S

実際、〜1000μSv/h(マイクロシーベルト/時間)は、継続的にその値が続く場合は安心できる値ではないけど、一時的に(ほんの一瞬値が上がったという事だったら)だったらそんなに恐れる値ではないです。(2011.4.18追記: 原発問題は未だ収束の気配が見えす。この記事を書いたときには、立屋の爆発や気体の放出で、周囲の放射線モニターの値が瞬間的に跳ね上がる事があったので、その瞬間の(~10分とか)値がある程度大きな値でも累積で見ると大した事は無いと言う理解でした。しかし現在はそのような大きな爆発等による単発的な放射線量増加よりも継続的に放出されている放射性物質を含む粉塵や水等による汚染が心配されています。継続的に観測されている放射線量が~1mSv/hだった場合はすぐに退避した方がよいとされるレベルだと思われます。全国放射線量マップ)

モニタリングカーによる放射線計測状況によると、計測は10分間隔で行われている模様。測定値は「Sv/h(一時間あたりの放射線量)」で出されているので、「その瞬間での測定値が1時間継続された場合の線量」となります。なので、瞬間的に測定値が上がってもその前後の測定値を見ると、積分量としてはそれほど大きくない事が分かります。

東大の早野先生が作って下さったグラフを見ると。測定値はかなり鋭く上がっている。一点だけというのもある。
なので、データの間隔は10分ごとだけど、実際の一回あたりの測定時間は10分以下であることが考えれられるので、積分量としてはもっと小さくなると思われます。[訂正:小さくなるかは言えませんね、ピークを取り逃がしている可能性もあるので。ある程度誤差がある事を理解しながらも積分量で考えるのが妥当そうです。]

とりあえずここまでアップ。

3/14 10:00追記

リンクしておきます。東大の早野教授のtweetまとめ

14日9:40現在最新のtweetで早野先生は「西岡参議院議長の「炉心融解すれば原爆が落ちたのと同じような状態になる」は不適切です.燃料棒は破損したが,現時点では核分裂連鎖反応は起きておらず,現場の努力で格納容器が守られれば,大惨事にはなりません.後半の情報公開を促す部分は賛成.http://bit.ly/ff1J1j」と述べられています。これに同感。

報道等で「メルトダウン」という言葉をやたらと大げさに振りかざす人がいるけど、これは良くないと思います。核分裂の連鎖反応は制御棒(中性子吸収剤、Cd等)が既に挿入されているので止まっているという事、「炉心溶融=原爆」ではないということ、を認識した上で、パニックにならない事が重要だと思います。福島県から避難されている人が放射線関係の風評被害によって不利益を被らないように祈っています。

ただ、格納容器に破損があって、放射性物質が多く外部に出る事になると(爆発は無いと思いますが)放射線による被害は大きいと思います。格納容器が守られるよう、現地で問題に対処している方々の作業が成功する事を心から祈っています。

3/14 23:00追記

こちらにも貼っておこうと思います。東電公表の福島第一原発近傍の線量データをグラフ化したもの。am3:00くらいのピークsは共通のイベントなのかな。MP-2,3の線量が高いのが心配。何とか事態が収束する事を願っています。

3/15 0:30追記

またしても福島第一原発で問題。二号機で冷却用の海水が入れられないという問題らしい。モニターしている線量が一時〜3mSv/hに迫ったという情報も。昨日は〜1mSv/hていどのピーク値だったから、最高値更新は嫌な感じです。

しかし、報道で「燃料棒がむき出しになっている」とか「水が無い状態の空焚き」という表現が多用されていて、アナウンサーも記者もそれに妙なアクセント、感情がこもったしゃべり方をしているのがちょっと気になっています。

不測の事態なので、どうであれば完全に安全なのかなどは僕にも正直分かりませんが、客観的に言えば、地震直後に制御棒(核分裂によって出る中性子の吸収材)が入って核反応の連鎖は止まっているはずであることと、核反応の連鎖は水の中で中性子が減速された状態でしか起こらないので、燃料棒がむき出しの状態ではむしろ連鎖反応は起こらないはずです。(しかし燃料棒の冷却は格納容器を守るために必ず必要なので早期に水を入れる事は必要だと思われますが。)
「むき出し」「空焚き」という日本語表現に必要以上の意味を上乗せするのは、ちょっと客観性に欠けるのではないかというのが個人的な意見です。変にパニックをあおってはまずい。現に近所のコンビニでは「被曝、東京に迫る!」みたいな大見出しをつけたスポーツ新聞を見ましたが、報道がこんなに先走って一般人を煽るような事やってどうすんだよという感じです。
客観性を失わないように注意しつつ、しかし十分に注意して現地の方々が作業を進められる事を祈っています。

3/15 8:30追記

福島第一の2号機に異常。格納装置につながる部位に破損の恐れとの報道。
非常に難しい局面になっているように思う。再臨界だけは防いでほしい。
会見で質問する記者の方々もいらだっているように見える。
我々はただ祈る事しか出来ないけど、いらだって誰かを攻撃するような事だけはしてはいけないと思う。
by nt-neutron | 2011-03-13 12:31 | 日記 | Comments(0)
経過
午後3時少し前、8階の研究室で揺れを感じる。とりあえず研究室の扉を解放。

廊下に出ると揺れは強くなり各研究室から人が出てくる。

さらに揺れは激しさを増し、研究室内の棚等が倒れる。照明が外れかかる。非常階段のドアを学生に解放しておいてもらうよう指示。

揺れがおさまったので、近くにいたW教授と相談して全員階段で下りる事に。

下りると警備の人から近くの公園に移動するよう指示を受ける。

公園に移動後、強い余震が数回。我々の研究室があるビルが揺れるのが見える。

学生課の職員に相談して、新しい2号館の一階の大教室を解放してもらえるように交渉。学生をそちらに誘導する。

電車はほぼ不通ということで、ここで帰れなくなった学生たちと宿泊する事に。
この教室は無線LANが使える。情報収集ができ助かる。

警備員が大きなテレビを大教室に入れて、NHKを流してくれる。素早い対応。

今、また緊急地震速報。東京の被害は少ないようだが、東北は(テレビの報道を見る限り)相当な被害が出ている模様。

12日22時、追記

津波の被害はさらに明らかに。

さらに福島原発の状況が深刻化している状況。東大の原子核関係の先生が適切な解説をtweetしてくれている。

日経新聞Webによると、廃炉も視野に入れて海水+ホウ素の注入を開始したとの事。賢明な判断だと思う。ホウ素は優秀な中性子吸収材なので。

建屋が崩壊したという情報もあるけど、放射線以前に近くで作業していた人は大丈夫なのか?心配です。

13日0時

原子炉建屋の写真が記者会見で発表されていた。屋根の部分が吹っ飛んでいたけど、原子炉自体を囲い込む下半分の部分は無事であったみたい。海水+ボロン注入も無事進んでいるようであれば(漏れが無ければ)もう少しで収束するかも。そうなってほしいと願っています。

13時1時40分

原子力保安院の記者会見。炉内の圧力下降、周辺の放射線は数μSv/h、これは普段実験中に放射線を浴びる僕らの感覚からしても、そんなにひどくない。ちょっと安心。
しかし、1時に終了予定といっていた海水注入はまだ続いている様子。燃料棒はまだ水面から露出した状態が続いているという情報。油断できない。祈る事しか出来ないのがもどかしいですが、現地の皆さんに危険が無いように、そして作業が無事成功する事を祈っています。
by nt-neutron | 2011-03-12 03:23 | 日記 | Comments(0)
仕事&研究&授業改善
・最近の仕事(研究以外)
院生&助教の物理セミナーのためのWebサイトを立ち上げる。以前学生実験用に作ったサイトと同様にFSwikiを使う事にした。
いやーFSwiki良いですね。セッティングも簡単だし。FSwikiのサイトからダウンロードしたファイル群を大学のサーバーに上げて、setup.shを実行するだけで即使い始める事が出来る。所要時間およそ5分くらい。すばらしい!
立ち上がってしまえばコンテンツ作りは複数人で平行して進められるからこれまた便利。
告知用にTwitterのアカウントも取得。セミナーが始まるのは4月以降だけど、内容の方もぼちぼち考えて行かないとなぁ。

・最近の研究
ある磁気構造の再解析。現在提案されているモデルからの僅かなずれを議論しているのだけど、手持ちの実験結果と計算の比較からずれの方向は一意に決まるのかなぁ?計算中、そして悩み中。
S君が計算している交差相関励起については良い結果が出始めている。でもここまでは予想の範囲なので、これから現実に即したパラメータを入れて行った時にもこの励起が生き残るか?学会までにはなんとか見通しをつけたいな。

・最近の授業改善
学生実験の「磁性体のシミュレーション」の題目について、テキストを書き換え。先生と議論。大枠は熱力学ベースで擬Free energyを導く方針で同意してもらった。あとは細かい修正とWebテキストに課題の追加。
X線のテキストは再来年度を目指して気長に新テキストを準備し始める。来年はまずTAとしてこの題目に関わって、学生の反応を見ながら新テキストを書いて行くつもり。友人のCO氏の助言によって、書き出しはジェームズ・ワトソンの「二重らせん」からの引用から始めようと決意。ワトソンとクリックがDNAの二重らせん構造を明らかにしたとき、スーパーバイザーとしてその研究に関わっていたのはBraggの法則でおなじみの、ブラッグ卿だったのだから、これほど由緒正しいX線の実験例を参照しない手はない!ということで、今一度「二重らせん」の文庫本を読み返してるのだけど、なんど読んでも面白いなぁ、これ。
by nt-neutron | 2011-03-08 23:58 | 研究日誌 | Comments(0)
合同卒研発表終了
合同卒研発表会が終了。

小さなトラブルはあったものの、口頭もポスターもみんなしっかり発表できていた。
強いて言えばポスターの方に3年生があまり聞きにきてくれなくて、先生方や院生を相手にする事が多かった事がちょっと残念。3年生向けの噛み砕いた説明を準備していたうちの卒研生達はちょっと複雑な気持ちだったかも。(^_^;

うちの卒研生達は、自分がやったことの「何が新しい点か?」を言語化できていたのがよかったなぁと思います。ちっぽけな寄与かもしれないけど、やっぱり自分の研究が科学の進歩に(っていうと大げさだけど)どのような寄与をしたのかを考えられる事は大切。たいそうな枠組(教科書的知識)を持ってきて、それをレビューするだけってのは見栄えは良いかもしれないけどやはり弱いと思う。新しい領域に少しでも踏み込む事が出来た今年の4年生はよく頑張ったと思うし、これから研究室に入ってくる学生にもそんな経験をしてほしいと思っています。そのためには教員も頑張らないと。常に新しい事を吸収して行けるように。地道に進んで行けるように。
by nt-neutron | 2011-03-02 23:05 | 研究日誌 | Comments(0)


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某私大で助教を4年間勤めたあと、現在はR研でポスドク。専門は磁性・中性子散乱。
by nt-neutron
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