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飯田橋、相生、飯田橋、東海
先週はSPring-8での実験のため兵庫へ。

狙っていた結果は得られなかったけど、とりあえず現時点でのベストは尽くしたと言えるとこまではいけたのでとりあえず一区切り。

現地で理論家の方とディスカッションする機会があり、まずは我々の研究している系について、及び最近のスピン誘導型マルチフェロイックのレビューをしましょうということに。ちょうど僕のD論公聴会のスライドが適当だろうという事で、公聴会の再演(?)をしてきました。(^_^;

2月の公聴会は正直に言って消化試合に近いような雰囲気で、自分でもテンションが上がらなかったのだけど、今回はこの研究にピントが合ってる数人の前で話したので、かなり話し甲斐がありました。まぁ内輪と言えばそうかもしれないけど、少し話すたびにびしびしコメントが返ってきて、その度に身振り手振りやホワイトボードを使って説明して、なんとかこの研究と今回の実験の意義を理解してもらえたかなと思いました。

実験結果と比較すべき理論計算もやってもらえるという事で、まずは一安心。

実験を終えて大学に戻ってきたその日に今度は東海村へ向けて出発。

夜に東海村について、次の日の朝、5月の実験で使う制御プログラムの打ち合わせ。従来の中性子散乱に電場等のオプション装置を組み込めるように制御プログラムを改良してもらいました。これからこうゆうオプション装置を組み合わせた中性子散乱ってのは増えていくんだろうなぁと思うのですが、それを制御するプログラムの方はそれに対応して進化していく道筋が見えない気がします。まぁ「枯れた」プログラムを使い続けるのも一つの手だと思うけど、やはり未来に向かって「開いている」プログラムを使いたいな。そうゆう意味では分光器制御は一つのアプリケーションではなく、OSのイメージにちかいんだな。
by nt-neutron | 2010-04-30 00:44 | 研究日誌
駆け足の一日
朝起きてメールをチェックすると事務からのメール。出張関係の書類について。

朝食を食べて、出張荷物を用意して大学へ。

午前中のうちに科研費書類の最後の詰めの作業をする。申請書の文章に関しては最後の修正をして、事務の人に電話で問い合わせをしながらe-Radの画面を操作して提出手続きを済ませる。

生成されたPDFファイルを印刷して学科事務に提出しにいく。この時点で正午。

ダッシュで戻ってきて学科の会議。教員としては初めての会議だったので、特に発言したりはしなかった。なかなか難しい議題。物理学科を「運営する」というのはやはりいろいろ大変な事なんだなぁと実感する。だんだんとこの場に貢献していけるようにならねば。

その後遅めの昼飯にサンドイッチを食べて、放射線の教育訓練へ。毎年一回の儀式。退屈だけど義務だから仕方ない。

終わった時点で5時。研究室のメンバーの分の放射線関係の書類をそろえて原研に送る準備をしたところで研究室を出発。一路兵庫県のSPring-8へ。

新幹線の中で今回の実験で見る超格子反射の強度計算をやってみる。ふとアイディアが思いついたので手計算とFortranで簡単に計算してみると少し見通しが良くなった。後はこれに合う実験結果がでるかどうか。しかしMacBookAirは軽いなぁ。新幹線の中で膝の上に乗せて作業しているとしみじみ実感します。

東京駅から新幹線を乗り継いで約4時間。相生駅に着いたのが10時半で終バスも行ってしまった後なのでタクシーに乗ってSPring-8の宿舎へ。

バスだと700円くらいなのにタクシーだとなんと7000円以上かかった!くそー確かに駅からかなり遠い山の上なんだけど、こんなにかかってしまうのか。

11時すぎに宿舎到着。フロントの人には「10時までにチェックインを済ませて下さい」と言われてたのにこんな時間になってしまい平謝り。

常に駆け足だった一日が終了。明日から実験だ。
by nt-neutron | 2010-04-22 23:11 | 研究日誌
実験実験
原研での実験が終了。

今回は後輩君メインの実験だったので自分は申請書や論文を書いてられるかなと思ったら、殆ど実験にかかりっきりで書類関係は終わらず。orz

しかしここ最近の中性子実験は圧力やら何やら自動でコントロールできなパラメーターを使う事が多くてしんどいです。長い自動scanが組めずに何度も試料条件を変えるために実験装置のそばに行かなくてはいけなくて体力も睡眠時間も減る一方。来週(というか今週)にはSPring-8の実験もあるのだけど、なんだかそっちの方が体力的には楽そうな気がしてきました。今回のSPring-8での実験が一つの反射しか見ない単純な実験だからという事もあるのだけど、放射光より中性子の方が疲れるという奇妙な逆転現象。(^_^;

いろいろ忙しいけど、一つ一つしっかりと。あと、忙しい時こそ「物理」を考えるようにしないと、「研究」ではなく「仕事」になってしまうので気をつけないと。もちろんこの春からは研究する事が仕事になったわけだけど、物理を考える思考回路が停止してしまうと、実験もただこなすだけの作業になってしまうし、いつも考える事だけはやめるなよ。と磁界のじゃなかった自戒の意味も込めて書き留めておきます。
by nt-neutron | 2010-04-19 01:00 | 研究日誌
忘れてた
4月の上旬に締め切りがあった提出書類(学振の途中辞退関係と、教員になった際の手続き関連)が終わり、少し気が楽になったのでここ数日は論文を書き進めていました。

4月後半は出張実験が二つあるので、論文モードから実験モードに頭を切り替えて、

と、思ったら科研費(研究活動スタート支援)の学内締め切りが来週なのをすっかり忘れてた。orz


あー、まだe-RadやらReaDやらの仕組みもよくわからないし(科研費に関係あるのはe-Radか)大学内の教員用サイトも使いこなせてないし。まぁ最初分からない事が多いのは当然なのだけど。

でもとりあえず現状をなんとかしないと。まずいぞ。
by nt-neutron | 2010-04-13 03:00 | 研究日誌
教員としての仕事スタート。そして論文。
今日は新入生ガイダンスに出席。

先生らしい顔をしてする最初の仕事でした。一応スーツ着用で物理学科のスタッフとして新入生に入学お祝いの言葉と、これから頑張っていきましょうという言葉を短くかけて役割は終了。
一年生ってのは、ついこの間まで高校生だったわけだから、相当年齢差を感じるんだろうなぁ、とか思ってたりもしましたが、実際に顔を見てみると意外と落ち着いた感じのしっかりしてそうな子が多かったように思いました。こうゆうのはその年ごとの雰囲気みたいな物に差があるのかな。
僕が彼らと授業で接するのは来年以降になると思うけど、このいい雰囲気を持ったまま授業であえる事を期待しています。

他の大学の先生のブログなんかを見てると、この時期みんな同じような事を書いているので、どのように新入生(とその親)に応対しているかが見れてとても参考になります。某大の化学系の先生が保護者会に臨んでる様子とか。社会における大学の役割という物に自分も寄与するという意識を持たねばなぁとこれを読んで思いました。


今日はその後、今後の研究室の研究テーマについて先生と後輩と一緒にディスカッション。面白そうな新しいテーマがいくつか見えてきて今すぐにでも取りかかりたいのだけど、今まで取り組んできたテーマにオトシマエをつける事も大切だなぁと思ったり。
新しい事にぱっと取りかかるフットワークの軽さは重要なのだけど、それがあちこちつまみ食いするだけのような軽薄さになってしまってはまずい。やり始めた研究に対してはベストを尽くして何とか「世に出す」所までは行かねばなぁ。

「どんな研究にも価値がある」なんて事を言って自分のやっている事を正当化するような事をするつもりはないけど、自分で手がけた研究テーマの中に眠る真の価値を見落とすような事があったらやはり悔しい。だからどうするかと考えた時に、まぁ自分の場合結論はいつも「目の前の事を地道に頑張る」ということになるのだけど、その地道な進み方をだんだんと速く力強くしていけるようにせねば。


という事で、残りの時間は地道に論文書き。偏極中性子を使った磁気相関長の探査の論文で、書き始めたのは去年の12月。相変わらず書くスピードが上がらないなぁ・・・。
by nt-neutron | 2010-04-08 23:47 | 研究日誌
先を越される恐怖
4月1日に辞令を受けて、正式に助教になってきました。
その日はほぼ一日座ってお話を聞いて、その後健康診断を受けて終了。

今日、2日はひたすら書類書きに専念していました。この3月で辞退した学振特別研究員の報告書やら、昨年度学内でもらっていた研究費の報告書やら、今度の原研での実験のための申請書やら。もうやたら書類だらけ。。

なんだか最近は研究らしい事をやってねぇなぁと思ってたら、そこに落とし穴が。。。

cond-matに以前僕が研究していた物質に関するpreprintがアップされていました。

On the weak confinement of kinks in the one-dimensional quantum ferromagnet CoNb_2O_6

しかも、そのabstractにはこの物質の中性子散乱の実験の論文が最近Scienceに掲載されているという記述が。。。

Quantum Criticality in an Ising Chain: Experimental Evidence for Emergent E8 Symmetry

同じ物質を題材にしているけどやっている物理はまた別物っぽいですが、世の中性子散乱を使う研究者の目がこの物質に向いたら、僕の狙ってる物理も持ってかれる可能性がある気がしてきました。これはまずい。

そんな時に学習院の田崎先生の日記を見ると、競争相手(?)が現れてそれに即座に論文を書いて応答している様が実況中継されていました。理論と実験で研究の進むスピードに差はあれど、これはすごい。見習ってすぐまねできる物ではないけど、目指していかねば。。
by nt-neutron | 2010-04-02 00:48 | 研究日誌


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某私大で助教を4年間勤めたあと、現在はR研でポスドク。専門は磁性・中性子散乱。
by nt-neutron
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