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熊本学会終了
あっという間に学会が終了。

今回は珍しい事に自分の発表が最終日だったので、それまでずっとそわそわしながらスライドを直したりしゃべる練習をしていました。今日発表を終えて、やっと解放されたーとおもったら学会が終わりなのは妙な気分です。

自分の発表の出来は、まぁ50点くらい。。
トークも図のプレゼンテーションもまだまだ改善の余地があったような気がしますが、そもそもネタ自体が自分でしゃべっていてテンションのあがらない感じのものだったのが主な原因かな。。

今回のトークのテーマは磁気相関長の変化だったのですが、僕の得意とするdeconvolution analysisまでもっていけなかったので、個人的には不完全燃焼です。。。
それでも、それなりに聞いてもらえたし、質問もいくつか来たのでとりあえず良しとしようかな。

これを論文としてまとめる事についても、前向きな意見をもらえたので、頑張って論文を書こうと思います。一応以前書き始めた断片があるので、そこからスタートすればさくっといけそうかな。今回はあまり長く書きすぎないようにしようと思います(^_^;


学会は4時に終わって、余った時間でT先輩と熊本城を見に行きました。
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城本体の大きさは、そんなに圧倒されるという感じでは無いかな。。でも大きかったです。
個人的には、ここにたどり着くまでの石垣の方が迫力があるように思いました。斜めに立ち上がってだんだんと角度が急になる形で、3、4階建てのビルほどもありそうな高さに見えました。

その後は熊本ラーメンを食べにガイドブックに載ってたラーメンや「こだいこ」へ。
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学会初日の夜にも来たのだけど、そのときに売り切れていた「こってり味」のスープを今度こそ食べる・・・つもりでしたが再び売り切れでした。無念. orz
普通の味のラーメンも十分美味しかったです。

さて、明日の飛行機で東京に戻ったら、論文も実験も進めないとなぁ。
by nt-neutron | 2009-09-28 23:35 | 出張
熊本、学会0日目
学会のために前日から熊本入り。

今回も一泊4000円くらいの安い宿を取ったのだけど、設備は古いわ洗面台の排水溝が詰まるわ、なかなかひどい目に遭っています(^_^;

自分の学会発表は最終日の4日目。最終日に自分の発表があるなんて初めてかも。最後まで気が抜けない学会になりそうです。


海外の共同研究者に共著の論文のドラフトを送ってあったのだけど、その返信が今日来ました。「very nice. Great job !!」と褒めてもらった。彼には毎回励ましてもらっている気がします。今回もすぱっと掲載までこぎ着けられると良いな。

あと、その返信の中で

you frequently use "was" and the past. If you talk about your results
it shoud be in the present form (my feeling).

と言われてしまったのだけど、前回英文添削会社の人に見てもらったときは、自分の今の実験のresultに言及するときも過去形(was)にしなさいと言われてしまったんだよなぁ。もう一度英文添削会社のネイティブの人に聞いてみるかなぁ。
by nt-neutron | 2009-09-24 23:38 | 出張
読書:世界は分けてもわからない
今日は学会に備えて買い物へ、

今まで使っていた小型のスーツケースが壊れてきたので、新しいのを購入。東急ハンズで在庫処分で安くなっていた物を6000円で買いました。

ついでに新宿の高島屋の隣の紀伊国屋書店を見に行った所、先日友人と飲んだ時に話題になった本が置いてあったので購入。

世界は分けてもわからない (講談社現代新書)

福岡伸一 / 講談社


福岡さんの本は以前「生物と無生物の間」というのを読んでなかなか面白かったのが記憶にあります。

帯の部分を見ると「顕微鏡をのぞいても生命の本質は見えてこない!?」「生命に『部分』はあるか?」と書いてあって、メッセージとしては、「小さく切り取った物の中にこそ本質があるのではなくて、それが周りと織りなす関係性が本質的なのだ」というものかな〜と勝手に思い込んで読み進めました。

まぁ大ハズレはしていませんでしたが、話のクライマックスはむしろ分子生物学上の大発見(?)とそれにまつわるスキャンダルについてでした。これは前に読んだ「生物と〜」の方でも同じで、そのへんは以前と同じくちょっと期待はずれだったかなぁ(^_^;
でもまぁ福岡さんの文章は読みやすくて割と好みで、楽しみながら一気に読んでしまいました。

しかし、ここで出てくる生化学、分子生物学の研究所の光景は凄まじいですね。。。
毎日毎日、研究室に詰めて実験しっぱなしで、シャーレ100枚、試験管100本とかの量のサンプルを培養してそれをかき集めては分析する(分析の手段はいくつかあれ、質量や分子量等によって分別する作業を根気よく繰り返して行く)という作業は、想像するだけで気が遠くなりそうです。

この本で語られている研究室の光景は、著者が下積み時代だった(?)時代の物なので、現在の状況とは多少異なっているかもしれませんが、このような多大な努力の上に現代の医療の進歩等があるんだろうなぁと思いますし、それらの研究に携わった人たちの努力は尊敬に値すると思います。


ただ、今の自分は学問として生化学や分子生物学はやらないだろうなぁという思いも、一方で頭の中をよぎりました。

かなり身内贔屓な物の見方ですが、物理にはやはり独特の面白さがあると思います。(「物理」という時、どこからが物理かと言う線引きをするのは難しいですが)

「数学的な構造に裏打ちされた非直感的な現象を理解出来たときの快感」とか「その現象から、ある種の普遍性を抽出してそれが実際に自然を支配する法則であると実証されたときの驚き」などは、やはり物理的なものの見方というか価値観が持っている大きな魅力だと思います。

例えば、現在僕はある物質をマイナス270°近く冷やして、高電圧、高磁場をかけたときの振る舞いを研究していますが、その物質や現象が直接我々の生活に役に立つ事は殆ど無いと言っていいと思います。

ただ、研究の対象としている現象を通して、「それを起こしている本質は何であるか?」を突き止めて、(ある種数学的な形で)その普遍性を描き出す事ができた時に、その研究は意味を持って、運が良ければ我々の生活の向上に貢献してくれることになると思います。なので、物理を研究している人の多くは、ある物質、ある現象の先に「普遍性」を見つける事を夢見て研究に励んでいるんじゃないかなぁと思います。


福岡さんの本を読んだ限りだと、生化学、分子生物学などの研究者の方は「がん細胞」等の直接的な対象があって、それを理解し、コントロールする事が目標(ゴール)であるのだろうなぁと思いました(あたりまえかな?)。
そういう意味では「普遍性」なんて悠長な事を言ってないで、それぞれの問題を個別に、具体的に明らかにして行く事で、前進してきた分野なんじゃないかなぁと思います。



普遍性と個別性(というか具体性?)。どちらの重要性も忘れないようにしながら頑張って行かなきゃいかんなぁと、なんとなく月並みな結論になってしまいましたが、まぁ、いいか。

今の僕は分子生物学をやらないだろうと書きましたが、じつは高校の頃には生物学を志した事もありました。ファインマンも長期休暇中に生物学の講座を取っていたという話もありますし、いつかまた別の分野を勉強する機会があったら、生物学もやってみたいですね。

その前にはまずは物理の分野で、自分が納得できる研究をしなくちゃなぁ。とりあえずは目前に迫った学会発表をなんとかしなくては。。(^_^;
by nt-neutron | 2009-09-21 01:47 | 日記
タイトル
ここんところ力を入れていた論文がついに一段落しそうな雰囲気。

あとは細かい文法ミス等を見直して、共著者に目を通してもらう段階に行きそうです。

ネタ的には去年からあたためていたもので、実験結果の中にはさらに古い2006年の実験も含まれています。あの頃はなんだか分からなくて、実験しながら不思議だと思っていた事が、今になって生きてくるとは自分でも驚きです。あの頃は対象としている磁気相の磁気構造も分かってなかったからなぁ(^_^;

昨日は論文のタイトルについて先生と議論。
「○○ dependence of XX」みたいなタイトルだとあまりにも平凡すぎて、人の目を引かないし物理の本質が届きにくい。かといって、あまりにも奇抜な物をつけて実際の内容と離れた物になってしまっても意味が無い。。この辺りは共著者の意見も聞いた上で投稿までもう少し悩みそうです。

予定ではもう一本論文を仕上げるつもりで、イントロまで書き出した物があるのですが、これは学会の後までお預けになりそうかな。まずは学会発表のスライドを用意して、そして何よりD論を形にし始めなければ。。。
by nt-neutron | 2009-09-11 01:30 | 研究日誌
カレー
昨日までの誘電測定は非常に上手く行って、気分は上々。

狙った通りの結果がどんどん出て来て、早速解析して、グラフにして、今書き途中の論文にこのデータを追加して、文章も書き直して先生にメールで送信。

パズルのピースがぴたりとはまるようにして、新しい結果が論文に収まるのはなかなか気分がいいですね。ただ、論文自体の構成要素が「収まりがいい」のと、論文全体の質の高さは必ずしも結びつかないので、もう少し構成も練り直して質の高い論文に持って行けるように頑張らねば。

実験結果が予想通りで、ある意味「上手くまとまっている」論文でも、その結果自体が新しい物理を見せてくれる物でなければ意味が無いですしね。

今回の結果が新しい物である事には自信を持っているので、あとはそれがしっかり伝わるような書き方をしなきゃなぁ。でもそれがまた難しいのですが。。


夕食は後輩君とカレーを食べに行きました。「ヤミツキカレー」というカレー専門店のお店です。
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日本のいわゆる「カレーライス」とは違った、インド風?東南アジア風?のカレーで、多少甘いくらいでした。野菜がたくさん入ってて、特に煮えて柔らかくなったトマトが非常に美味かったです。値段もそんなに高くないし、これは夕食のローテーションに入れてもいいかなという感じでした。またいきたいな。
by nt-neutron | 2009-09-04 01:04 | 研究日誌


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某私大で助教を4年間勤めたあと、現在はR研でポスドク。専門は磁性・中性子散乱。
by nt-neutron
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