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解析解析
まだまだドイツで実験中です。
良い実験結果を得る為には、実験中に取れたデータをすぐに解析して、結果を考察し、それを測定にフィードバックしていく事が大切だと思います。
「とりあえずデータとるだけとって後で考えよう」というパターンが最悪、そうならないようにせっせと解析。その間に次の測定結果が出ているのでまた解析。

javaで書いたプログラムで測定データファイルをまとめて整形して、gnuplotにまとめて流し込んでfittingして、fitlogから必要な情報をperlスクリプトで取り出して、Fortranで書いたプログラムで積分させて・・・グラフができた、と思ったらなんだこの結果は!?測定自体がミスったか、むむ。

という事の繰り返しです。あと1週間切ったので最後までがんばろう。

そんな事やってる間に、PRBから今度出る論文のproof copy(校正刷り、ゲラ)が送られてきて、48時間以内に修正箇所をチェックして送り返せとの連絡がきました。こんなときに送ってこなくても良いのになぁ。ぶつぶつ言いながら修正箇所を返信。

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写真はこちらの午後9時の空。この季節はやたら日が長いです。
by nt-neutron | 2008-06-30 23:59 | 出張 | Comments(0)
I want to ...
実験は非常に手間のかかる前半戦が終了して、後半戦の二つ目の試料の測定に入りました。
今のところ一応良いデータが取れてる感じかな。このペースを保ちつつ実験終了まで気を抜かずに行かねば。。

昨日みんなで昼飯を食べているときにKarelから「Do you stay in physics, after you get Ph. D?(博士号とったあとも物理を続けるの?)」と唐突に聞かれました?僕がこたえに迷っていると「あるいは銀行員になるつもりかい?」と冗談っぽく聞いてきたので、「I want to stay in physics. 」とだけ答えました。物理を続けられるかどうかは時の運と言うか巡り合わせのようなものもあるだろうと思って。

自分が就職するときにどのようなポストの公募が出るかは、僕がコントロールできる事柄の範囲外にあるので、まぁそんな事悩んでもしょうがないかと思ってます。

とりあえずあと一年ちょっと、その間は未来の不安に精神をすり減らしてる暇はない訳で、できるだけの事をやるだけです。(それにしてもありきたりな言葉だな。。)
by nt-neutron | 2008-06-27 04:59 | 出張 | Comments(0)
日常風景(ベルリン編)
実験の合間を縫って近くのスーパーマーケットに食料を調達しに。
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本場ドイツだけあってビールの種類が豊富。写真はないけどソーセージとかの肉類も豊富。

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ベルリンに来た初日から、町を走っている車にちらほらとドイツ国旗がついているのが目につきました。ああ、今日は何かの記念日なのかなと思っていたのですが、その次の日もそのあとも、ずっと国旗付きの車が走ってました。

聞いてみると、これはサッカーの大会EURO2008のドイツチームを応援しようって意味らしいです。現在ドイツチームはトーナメントを勝ち進んで決勝進出決定したそうです。優勝したらお祭り騒ぎになりそうだなぁ。
by nt-neutron | 2008-06-26 05:08 | 出張 | Comments(0)
Berlin市内
今日の昼間は少し時間があったのでベルリン市内を散策。
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観光用と思われる馬車を発見。意外と速くてシャッターチャンスが難しかった。。

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昼飯は毎度おなじみフリードリヒ駅の店で。しかしユーロは高いですね。ちょっとジュースを買うにも2ユーロくらいかかって日本円に換算すると約340円かぁと愕然としてしまいます。今回の滞在は安上がりにすませねば。
by nt-neutron | 2008-06-22 04:23 | 出張 | Comments(0)
HMIでの実験スタート
一応スタートしているのですが、分光器のセットアップが遅々として進まない。
今のところ主な作業は現地の装置担当者Karelがやってくれているのですが、日本の分光器だったらもうとっくに動き出してるだろう時間が経っても、まだ作業中。うむむ。。


それでも、彼らと実験するのは楽しい。

この研究所で働いている人たちは(少なくとも僕が会った範囲では)みんなすごく高いプロフェッショナル意識を持っているし、ユーザーに質の高い実験環境を提供する事を誇りとしているように思える。


昨日Karelとディスカッションした時に、最近我々が(というか僕が)論文を書くのを放置していた為に塩漬け物件になっていたCo系酸化物について、海外の他のグループが実験を計画している事を聞いた。

先生がKarelに「この物質に関しては競争相手はいないと思ってたんだけどなぁ」と冗談めかして言うと、Karelは真顔で「競争相手はいた方が良いんだ。いろんな意味でお互いに高め合う事ができるから」と言ってくれた。

もちろん僕らも心の中ではそう思っているけど、それを真顔で言ってくれる人って貴重だと思う。その正直さと言うかプロ意識みたいな部分を、僕らも見習わねばなぁ。
by nt-neutron | 2008-06-18 15:05 | 出張 | Comments(0)
6月のBerlin
昨日からBerlinのHahn-Meitner Institute改めHelmholtz-centerに来ています。

じめじめの東京と比べるとこの時期のドイツはかなり乾燥してて過ごしやすいですが、朝晩は思った以上に冷え込みます。

3週間の長丁場なので体調管理をしっかりせねば。
by nt-neutron | 2008-06-16 15:14 | 出張 | Comments(0)
arXiv
今日の早朝、PRB編集部からメールが来て論文の掲載が正式に決まったとの連絡をもらいました。

しかし、論文が実際に掲載されるのはもう少し先なので、その間に同業者に今回の論文の内容を宣伝(?)するために、arXivというプレプリントサーバに論文の原稿をアップロードする事にしました。(Wikipediaより「arXiv」)
昔は一刻も早く結果を知らせたい同じ分野の研究者に発表前の論文を郵送する習慣があったそうです。それが今はミラーサーバを通じで即座に全世界へ配信されるんだからIT技術の進歩はすばらしい。

さて、早速今回の論文をアップロードしようとすると、エラーが出て

「ファイルサイズが大きいからだめだ」

と、(もちろん英語で)いわれてしまいました。うむむ、減量する余地があるのは図のファイルだけなので、epsファイルを一度PNG形式にしてさらにEPS-convで圧縮をかけたepsファイルにしたりを繰り返すうちにどうにか指定の容量以下になりました。

これで無事アップロードできたのですが、

「PDFが生成できません」

というメッセージが出現。。サーバー上でコンパイルがうまく行っていないのか、PDFファイルがダウンロードできませんでした。
注:arXivはtexのソースとepsファイルをアップロードして、サーバー側でtexのコンパイルとpdfの生成をしてくれる仕様になっています。

これはいかん、このままではタイトルと著者とアブストラクトだけは表示されるけど、肝心の論文がダウンロードできないという間抜けなページが全世界に配信されてしまう。

かなり焦って、アップロードし直す事数回、EPS-convの解像度を変えてepsファイルを作成してアップロードしたらなぜかサーバー側でpdfが生成されるようになりました。
多分epsファイルが部分的に壊れてたりしたんだろうなと思うのですが、この間自分のローカルマシンの上では問題なくpdfが生成できていたから何とも納得のいかない感じです。
でもまぁこれで「論文がダウンロードできない状態でタイトルだけ配信される」という赤っ恥な事態は回避されました。よかったよかった。


今回トラブったときに参考にさせてもらったページ

だれしもみんな苦労しているんだなぁ。
by nt-neutron | 2008-06-12 23:05 | 研究日誌 | Comments(0)
研究会@京大
マルチフェロイック関連の研究会に出席するため京大に行ってきました。写真は京都駅。
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分野の近い人たちと集中的に議論できたので非常に内容が濃く、勉強になりました。
僕はポスターで発表してきたのですが、内容は最近書いていた論文の話だったので準備にそれほど時間をかけなかった割には上手く説明できたと思います。

話を聞いてくれた人の感想で一番多かったのは

「次はどのような方向性を考えていますか?」

でした。僕がM1から今まで研究してきた系(CFO)についてはそのスピン-分極結合機構に関してかなりの部分が明らかになり、「一段落ついた」といえそうなとこまで来ました。

今までは面白い現象が先にあって、それを無我夢中で追いかける日々でしたが、これからは少しずつですが自分で方向性を決めて進んでいかなければいけないんだろうなぁ。それがとりもなおさず「科学者として自立する」事につながるんだろうけど、今の自分にはそれができるんだろうか。自信はまだ無いですが、先を見てあきらめるような事だけはするまいと思ってがんばるつもり。まずは来週からのベルリンでの中性子実験かな。
by nt-neutron | 2008-06-08 23:45 | 出張 | Comments(0)
今日の白秋
B定食「豚しゃぶのゴマだれソースがけ」(だったかな?)
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名前からして美味そうな雰囲気が漂っていたのですが、期待が大きすぎたせいか少し拍子抜けする味でした。やはり白秋が得意とするのはこうゆうさっぱり冷しゃぶ系ではなくて、いかにも中華料理というしっかり味付けされたものなのだろうなと一人考察しながら食べた今日の夕ご飯でした。
by nt-neutron | 2008-06-05 00:53 | 日記 | Comments(0)
放射光論文
4月末にPhysical Review Bに投稿した放射光論文について、編集部から返事が来て
"Acceptance is likely."
とのこと。実際、二人ついたRefereeは両方とも高い評価をしてくれて、「the manuscript is well organized」「the experimental data is highly impressive」「I cannot find any ambiguity」なんてうれしい言葉が綴られていて、メールを読みながらニヤけてしまった。

まだ完全にacceptされた訳じゃないけど、ケチがついたのは英文法のミスぐらいなので、英文添削に出して再投稿すれば問題ないと思っとります。

今回の論文にはひときわ大きな思い入れがありました。
これを書く前に僕が書いていた論文はどれもletterとかbrief reportとか、いわゆる4ページ程度の「短報」だったのに対して、今回は初めてページ数無制限の長文、full paperでした。
実際、今回の論文は2段組みの体裁で11ページで、僕らの分野の実験の論文としては割と長い部類に属するんじゃないかと思います。

今までは、一つの結果を簡潔に4ページに詰め込むことに精一杯だったんだけど、今回はいくつかの実験結果と、それに対する考察と計算結果を、自分で組んだロジックに沿って、自分の言葉で述べるという事を意識して書きました。書いてる最中は小説家にでもなったような気分で(なんていうと気取り過ぎかもしれないけど)読み手を意識して書いたつもりです。その部分も含めて評価してもらえたかなと思うと素直にうれしいなぁ〜。

毎度の事ですが、今回も多くの共同研究者の方に助けてもらってここまでこぎ着ける事ができました。改めてお礼のメールを送りたいと思います。


Physical Review誌に投稿するのはこれで2度目だったんだけど、最初投稿した時は、近くに詳しい人がいなくて色々不安でいっぱいでした。Refereeは何人つくのか?どれくらいで査読結果が返ってくるのか?とか、些細な事なんだけど、知りたいなと思う事があってネットで色々検索したりしてました。

これからそういう不安な局面に出くわす人のために、一つのケーススタディとして記録を書いておこうと思います。
今回PRBに投稿してRefereeは二人、editorからrefereeに査読依頼が行ってから丸1ヶ月程度(投稿から数えると1ヶ月と1週間)でreportが返ってきました。詳しくはこんな感じ。
c0078118_0515960.jpg


誰かの何かの参考になれば。
by nt-neutron | 2008-06-04 00:56 | 研究日誌 | Comments(0)


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某私大で助教を4年間勤めたあと、現在はR研でポスドク。専門は磁性・中性子散乱。
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