先週後半から原研にて実験中。
今回は磁気構造解析をやっています。結晶を回転させながら中性子の磁気反射を測定し、物質中のスピンの配列を決めてやろうという実験。中性子を使った実験における一つの王道と言えます。
データ点は現在100点程度、現在も刻々と増えています。
反射強度のデータを見ながら、磁気構造のモデルを立てて、計算式を導出し、Fortranのプログラムに実装して理論値と実験値を最小自乗法でfitting、という流れの繰り返し。今日になってようやく磁気構造の輪郭が見えてきました。
以前だったら実験をこなすだけで精一杯だったのですが、最近は経験を積んだせいか、実験と平行して解析を進められるようになりました。少しは成長したかな。
秋の原研と言えば美味しい魚が食べられる事が一つの楽しみです。
今回は主に「魚康」で食べています。写真は日替わり定食。