今月はかなり休日返上で働いてしまった。疲労困憊。
まぁ計画性のなさが響いているのだけど、あれもこれもと実験を詰め込んだおかげで、新しい方向性がいくつか見つかった。
とくに応力実験関係は、今後継続して深めて行けそうなネタが2つほど見つかった。
R研に来てから始めた応力実験では、BCGOの分極・磁化測定が一番うまく行ったのだけど、バルク測定でできることはある程度まとめて既に論文として投稿中、追加の中性子実験は申請中で、採択されたとしても来年の春以降、ということで、この冬にできることを探していたところだった。
これでまたバルクで何らかの結果を出して、ビーム実験へという流れに持って行けると良いな。
応力実験の結果を解釈する上で、International tables for crystallographyのvolume "D"に目を通す機会があったのだけど、うむむ、昔の人はやっぱり凄いなぁと思い知らされることになった。自分が新しく思いついたアイディアだと思った部分もかなりの部分が既に考えられ、実験が行われ、体系的にまとめられている。。
International tablesというと、volume Aの空間群のページばかりを半ば「資料集」として見ていたのだけど、他のvolumeや、本の前半部分に書いてある教科書的な部分もかなり質の高い教科書になっている(まだ全部読んでないけど。)
さて、今から取りかかろうとしている新しい実験は、昔の人の知見の枠を超えて新しい教科書を作れるか?
1ページでも、図表1つでも足せれば良いのだけど。。