原研での実験が終了。
メインの実験は上手くいって大満足です。CFO系における圧力中中性子散乱、これは自分の発案で装置のアイディアをねって、卒研生を巻き込んで、まずはバルク測定で結果を出し、その後中性子でそれを検証するという所までやりきる事が出来ました。(卒研生のみんなもすごく頑張った!ありがとう!)
今回の僕らのマシンタイムは11/19まででしたが、原子炉自体がここで停止して、次に動くのは来年の夏からということになります。それまでの間に、現状の結果を手短にまとめてLetterとして出しておきたいな。
先日arXivに論文をアップしたところ、早速「your nice preprintを読んだよ」というメールが海外から来ました。知り合いではなかったのですが、僕らの論文で取り上げている物質についての理論の仕事をPRLに出している人で、そういえば僕も以前に彼らのPRL論文を読んだことがありました。
メールの内容は「お前の論文のreferenceには我々の仕事が入っていなかった。関連があるので読んでreferenceに入れてくれ」とのこと。こちらはもう印刷原稿を編集部に出してしまった後なので、「僕らは続けてもう一本論文を書くつもりだから、次の論文でreferenceに入れようと思います。」と返信したところ、一言「thanks」とだけ書かれたメールが返ってきました。
この人、カリフォルニアの大学の理論物理の准教授らしいんだけど、見知らぬ相手にもこんなフランクなメールを送っちゃうもんなのかね。それともカリフォルニアという土地柄なのかな、この気さくな感じは。(^_^;