物理学会@金沢大が終了。
自分の発表は可もなく不可もなく。
物理としての内容は自分でも面白いと思うのだけど、10分に詰め込むとどうしてもぎこちなくなってしまう。
物理学会の講演で、スライド中に色々アクションもつけながら流暢にしゃべりきっている人を見ると本当に尊敬する。どうやって練習してるんだろ、あれ。
聞く側で面白かったのは何と言ってもイジング型コンピュータのシンポジウム。今まで漫然と聞いていた「量子コンピューター」という単語がすごくよく分かるようになった気がする。
ハードとして量子性を使っていこうという方向性と、最適化問題に、統計力学、量子統計力学のモデルを使って行こうという方向性(両者はある意味同じ方向を目指しているのだけど)があることがよく分かった。
基礎から応用、さらには商業的なところまで同じセッションで語られるといのはなかなかない。そして何より取り組んでいる人たちの熱気を感じた。分野外だったけど行ってみて大正解のシンポだった。
学会から帰ってきてからは久々のバルク測定。
自作のスティックを久々に取り出して、試料をマウントして、さあ測定を開始しようかと思ったらヒーター線がショートしていた。
マンガニン線を50Ω分切って、ねじってねじってヒーター作成。その場でスティックに取り付けて、クライオスタットにマウント。とりあえず明日からこれで測定。
この7月、8月を乗り切った精神的な疲れが出てるなぁ。持ち直すにはちょっと時間が必要。
しばらくは低空飛行で乗り切ろう。